商品先物取引所の基礎知識

商品先物取引の歴史

商品先物取引の歴史は古く、16世紀のベルギー・アントワープで開設された先物市場が世界初であるといわれています。

同じく、16世紀のイギリス・ロンドンでも先物市場が開設されたという記録が残っています。

商品先物取引の歴史

当時の日本は「米経済」と呼ばれ、米が経済の基盤とされていました。今で言う税金も、当時は年貢といって、お金の代わりに米を納めていたのです。そんな米経済に目をつけた大阪の商人淀屋は、先物市場のさきがけとなる淀屋米市を設立します。

世界的に、本当の意味での先物市場を確立したといわれているのは、1848年のアメリカ・シカゴ取引所です。

一方で、日本国内の商品先物取引も1600年代にはそのシステムを確立しつつありました。

毎日商人達による米俵の受け渡しが行われ、米俵を保管しておくための屋敷が100近くあったとされています。時が経つにつれ、米俵を直接手渡しで取引するシステムが限界を迎えます。そこで商人たちは、米の引換券である米手形というものを発行するようになりました。

しかし、米手形システムにも欠点がありました。それは、引換券で米を買っても、実際に手元に届くのが数ヶ月先になる点です。米は数ヶ月も経てば、大幅に値段が変わってしまいます。買ったときの米の値段と実際に受け取ったときの米の値段が違うようでは、明らかに損をする可能性が高まります。

そこで開発されたのが、つめかえし取引です。これは今の先物取引のシステムとほとんど変わりません。数ヶ月先の米の売買を事前に約束する契約取引です。やがて米取引は江戸幕府公認となり、よりそのシステムは洗練され、1730年には大阪に堂島米会所が設立されます。

これが日本初の商品先物市場です。アメリカ・シカゴ取引所でさえもこの堂島米会所のシステムをお手本にしたといわれているほど、当時の商品先物市場の中では完成されたものだったようでうす。

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